膝の痛みの原因を探る - 症状2「かぜに似た症状を伴うケース」

『膝の痛み』タイトル
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膝の痛みの対策と予防 イラスト図解:膝関節の構造・骨格・筋肉 膝の痛みの体験談

メニュー > 症状から原因を調べる > 8.風邪のような症状がある

風邪のような症状も見られる病気・障害

膝の痛みを生じる病気や障害の中には、以下のような風邪に似た症状が現れるものがあります。

  • 熱が出る(発熱)
  • 寒気がする(悪寒)、ふるえが出る
  • からだの筋肉や関節が痛む
  • 全身のだるさ(倦怠感)、食欲不振、体重減少

熱が出てかぜっぽい症状

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※「病名」をクリックすると、病気や障害の詳しい解説ページに移動します。
現れる症状の内容や程度には個人差がありますので、あくまで参考とするに留めてください。


◆風邪(かぜ)・インフルエンザ

【主な症状・特徴】
  • 発熱、体のだるさ(倦怠感)、寒気、吐き気、下痢(げり)
  • 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳(せき)、痰(たん)、声がかれる
  • 頭痛、腹痛、関節の痛み、喉の痛み、筋肉痛
【主な原因】
  • ウイルスの感染

◆単純性股関節炎

股関節に炎症が起きる病気

【主な症状・特徴】
  • 風邪をひいた後や、運動をした後から膝や股関節が痛む
  • がに股(O脚)気味になっている
  • 足を引きずって歩く(跛行)
  • 微熱がある
  • 3〜6歳くらいの子どもに良く見られる
【主な原因】
  • 炎症の起こる詳しい原因は不明。ウイルスやケガ(外傷)に対する自然な免疫反応と考えられている

◆関節リウマチ

全身の関節に炎症が広がり、関節が壊れてしまう病気

【主な症状・特徴】
  • 膝、指、手首、ひじなど、多くの関節がこわばり動かしにくい。手や手首の関節から始まる場合が多い
  • 指、手首、ひざなど、左右両方に腫れや痛みがある
  • 安静時でも痛みを感じ、動くとさらに強く痛む
  • 30〜50歳代の人が多く、特に女性は男性の約3倍
【主な原因】
  • ウイルスや細菌から体を守る作用『免疫システム』に原因不明の異常が発生することによる

◆化膿性関節炎

関節内に細菌が侵入して炎症が起こり、関節が化膿する病気

【主な症状・特徴】
  • 膝の関節が腫(は)れて、急激で強い痛みを感じる
  • 寒け・ふるえ・発熱・だるさなどの風邪のような症状が見られる
  • 抵抗力・免疫力の低い高齢者に多く見られる
【主な原因】
  • 膝のケガ・注射・手術などによる細菌感染

◆結核性関節炎

結核菌が関節内に侵入して炎症を生じさせる病気

【主な症状・特徴】
  • 膝関節の軽い痛み(特に夜間に痛みが増す)
  • 膝がこわばり動きが悪くなる
  • 膝に水がたまる
  • 発熱、全身のだるさ、食欲不振、体重減少など風邪(かぜ)のような症状
【主な原因】
  • 肺結核の合併症としての発症、過去に患った結核の後遺症、結核患者との接触による感染など

関連項目


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